蓮沼執太 | Shuta Hasunuma

蓮沼執太 Shuta Hasunuma 

蓮沼執太

1983年、東京都生まれ。
音楽作品のリリース、蓮沼執太フィルを組織して国内外での コンサート公演をはじめ、映画、演劇、ダンス、音楽プロデュース などでの制作多数。

近年では、作曲という手法を様々なメディアに応用し、映像、 サウンド、立体、インスタレーションを発表し、個展形式での展覧会や プロジェクトを活発に行っている。

主なアルバムに6枚組CD『windandwindows』(2018)、蓮沼執太フィル『時が奏でる』(2014)。シアターピースに『TIME』(神奈川芸術劇場・KAAT)がある。また、自ら企画・構成をするコンサートシリーズ『ミュージック・トゥデイ』を主催。2014年はアジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)のグランティとして渡米。

主な個展に『作曲的|compositions – rhythm』スパイラルガーデン・東京(2016)など。また、2017年文化庁東アジア文化交流使として中国北京にて個展『作曲性|compositions』Beijing Culture and Art Centerを開催し、2018年にはアメリカ初個展となる「Compositions」をニューヨークのPioneer Worksで開催。銀座・資生堂ギャラリーにて「蓮沼執太: 〜  ing」を開催。

【個展】
『 〜 ing』資生堂ギャラリー・東京(2018)
『Compositions』Pioneer Works・ニューヨーク(2018)
『作曲性|compositions』Beijing Cultural and Art Center・中国北京(2017)
『作曲的|compositions – rhythm』スパイラルガーデン・東京(2016)
『作曲的|compositions – space, time and architecture』青森国際芸術センター(2015)
『知恵の処方|Prescription for Coactivity』3331Gallery(2015)
『無焦点|Unfocussed』NADiff Gallery(2014)
『音的→神戸|soundlike2』神戸アートビレッジセンター(2013)
『音的|soundlike』アサヒ・アートスクエア(2013)
『have a go at flying from music part3』東京都現代美術館 ブルームバーグパヴィリオン(2012)

【主なグループ展】
別府現代芸術フェスティバル2015『混浴温泉世界』別府(2015)

【主な出版】
『windandwindows』6CD(2018)
『2 Tone』CD(2017)
『compositions』書籍(2017)
『メロディーズ』CD、レコード(2016)
『時が奏でる|Time plays – and so do we.』CD、レコード(2014)
『音楽からとんでみる』書籍(2014)
『CC OO』4枚組 CD(2012)
『wannapunch!』CD(2010)
『POP OOGA PLUS』レコード(2009)
『POP OOGA』CD(2008)
『HOORAY』CD(2007)
『OK Bamboo』CD(2007)
『Shuta Hasunuma』CD(2006)

【主なパフォーマンス】
『蓮沼執太フィル・東京ジャクスタ』草月ホール(2018)
『蓮沼執太フィル・Meeting Place』スパイラルホール(2017)
『蓮沼X執太』WWW X (2016)
『メロディーズ・ツアー(札幌、沖縄、福岡、大阪、愛知、東京公演)』(2016)
『ミュージック・トゥデイ・トーキョー・2015』Gallery916(2015)
『葉山アンビエント』神奈川近代美術館・葉山館(2015)
『蓮沼執太のメロディーズ』ビルボードライブ東京(2015)
『音楽からとんでみる4』スパイラルホール(2014)
『作曲:ニューフィル』神奈川芸術劇場ホール・KAAT(2014)
『HARAJUKU PERFORMANCE+DOMMUNE 2013』ラフォーレミュージアム原宿(2013)
『Music Today on Fluxus 蓮沼執太 vs 塩見允枝子』国立国際美術館(2013)
『蓮沼執太フィル・ニューイヤーコンサート 2013』東京オペラシティ・リサイタルホール(2013)
『TIME』神奈川芸術劇場(2012)
『タイム』神奈川芸術劇場(KAAT)、国立新美術館(2012)
『ミュージック・トゥデイ・アサヒ』アサヒ・アートスクエア(2011)

2016

・京都芸術センターの主催音楽事業KAC Performing Arts Program 2015に、パフォーマンス『Tabla the World』を、U-zhaan×蓮沼執太×竹村延和のコラボレーションで行う
・シングル「起点」&「TIME」リリース記念イヴェント『蓮沼執太のメロディーズ』@スパイラルCAYを開催
・奥山由之写真展「BACON ICE CREAM」の会場内の音楽制作@PARCO
・蓮沼執太・アルバム『メロディーズ』をリリース
・『丸の内アンビエント』@丸ビル・マルキューブを上演
・金氏徹平記録集『金氏徹平の四角い液体、メタリックな記録 Tracing the Raw』に寄稿
・公開レコーディング『スパイラルアンビエント』を開催@スパイラルホール
・「東東京総舞台化プロジェクトBLOOMING EAST」のシンポジウム『公共、音楽』に登壇
・『BYE BYE BYE ASAHI ART SQUARE』@アサヒ・アートスクエアに、蓮沼執太フィルでライブ出演
・映画『air – test screening version』(監督:砂入博史)の音楽を担当
・坂本龍一さん主催音楽レーベルcommmons10周年イベント「 ommmons10 健康音楽」@恵比寿ガーデンプレイスに出演
・映画『マンガをはみ出した男?赤塚不二夫』サウンドトラックCDを蓮沼執太×U-zhaanでリリース
・J-WAVE×六本木ヒルズ フリーライブイベント『TOKYO M.A.P.S.』亀田誠治editionに出演
・雑誌「GINZA」プロデュースの、ユナイテッドアローズ新店舗「H BEAUTY&YOUTH」のキャンペーン映像のトラック制作
・サウンド・インスタレーションの展示『0℃』に参加@blanClass(神奈川県井土ヶ谷)
・リキッドルームのイベント『Song For A Future Generation』に、蓮沼執太チームで出演
・『蓮沼執太 メロディーズ・ツアー2016』(北海道、東京、大阪、名古屋、福岡、沖縄)
・TAICOCLUB16に、『蓮沼執太:こだまの森アンビエント with Ametsub、千住宗臣」として出演
・無印良品のトークイベント「センス オブ メロディーズ -Sense of Melodies- by sonihouse」に出演@無印良品有楽町店
・無印良品『MUJI to GO 2016』の映像音楽制作with田村玄一
・フリーマーケット『Good Buy Shop vol.2』に出品@SPBS
・生活文化誌『疾駆/chic (シック) Vol.7』に連載「立日 蓮沼執太」を執筆
・ホーリーマウンテンズ展関連企画「坂本大三郎×大久保裕子×島地保武『三つの世界』」ダンス公演で音楽制作と演奏@モエレ沼公園
・パナソニックビューティ ヘアードライヤーナノケアEH-NA98 CM作曲
・六本木ヒルズのイベント「Sounds of the City」にて、『六本木ヒルズのウインドアンドウインドウズ』を開催
・青柳いづみ×古川日出男×蓮沼執太「言葉と声、音と音楽のスタディ『偽ガルシア=マルケス』」@東京都庭園美術館新館ギャラリー2
・記録集『金氏徹平の四角い液体、メタリックな記録Tracing the Raw』発刊記念トークショー『徹平の部屋』@VACANTに出演
・京都岡崎音楽祭「OKAZAKI LOOPS」のプログラム、「ALMA MUSIC BOX:死にゆく星の旋律コンサートwith 京都市交響楽団」に出演。「岡崎アンビエント」開催
・蓮沼執太 活動10周年記念公演「蓮沼 X 執太」@WWW X
・『音のワークショップ<聴く→見る→録る→撮る>』@象の鼻テラス
・秋学校向け放送番組サイト『NHK for School』 のスクール動画アイランド『すくどう』の、特集「Music for どんぐ」にて、「クヌギのどんぐり」を作曲、演奏、歌を担当。U-zhaanとセッション
・「祝・開館25周年 SKYスペシャルフリーライブ 蓮沼執太」@丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
・『象の鼻テラス×アリオト~みなと、汐の音?』に、青葉市子、蓮沼執太 & U-zhaanで出演
・雑誌『IN/SECTS Vol.7~特集 “おいしい”を巡る~』に、コラム寄稿
・東京藝術大学千住キャンパス 制作・研究発表展2016『千住 Art Path 2016』にて、ゲストトークとライブ
・「ブライアン・エヴンソン『ウインドアイ』刊行記念セッション」。翻訳家・柴田元幸さんによる朗読とのセッション@VACANT

2015

・配信シングル『起点 with イルリメ+大原大次郎(TypogRAPy)』をリリース
・ユリイカ 2016年1月臨時増刊号『エリック・サティの世界』にて小沼純一さんと対談
・京阪電車にて『電車アンビエント』を上演
・ホンマタカシ・プロデュース グループ展『鉄道芸術祭 もうひとつの電車 alternative train』に参加
・森山未來&エラ・ホチルドによる『JUDAS,CHIRIST WITH SOY』の音楽担当
・アルトノイ(島地保武・酒井はな)による2つのパフォーマンスへ音楽参加 神奈川県立近代美術館・鎌倉館、葉山館
・TOTOギャラリー間30周年記念展『アジアの日常から』にてヴィデオ作品を出展
・『ALMA MUSIC BOX』記念イヴェント with Fennesz 金沢21世紀美術館
・アルバム『空間現代REMIX』に収録の「Tsuuka feat. 古川日出男」を発表
・蓮沼執太 × 花代 @Tokyo Art Book Fairにてコラボレーションの即興パフォーマンス
・4日間におよぶ音楽祭『ミュージック・トゥデイ・トーキョー・2015』を開催 Gallery916
・パフォーマンス『葉山アンビエント』を開催 神奈川県立近代美術館・葉山館
・無印良品『MUJI to GO 2015』の音楽制作 with U-zhaan
・J-WAVE・坂本龍一さんの番組『RADIO SAKAMOTO』出演、U-zhaanとのデュオでセッション
・国際展『混浴温泉世界 2105』に参加し、インスタレーション作品『松原温泉アンビエント』『作曲家の記憶』を発表
・個展『作曲的 compositions: space, time and architecture』国際芸術センター青森(ACAC)
・蓮沼執太シングス2 渋谷WWW
・ALMA MUSIC BOX『MUSIC FOR DYING STAR』に参加
・パフォーマンス『六本木アンビエント』を上演 六本木アートナイト
・蓮沼執太のメロディーズ@BillboardLive Tokyo を開催
・J-WAVE番組 Acoustic County の番組音楽を制作
・個展『知恵の処方』@3331Gallery
・坂本美雨と蓮沼執太クルーLIVE・DVD『Waving Flags』をリリース
・コトリンゴとの共作曲「My Philosophy」を発表
・坂本美雨『Waving Flags』リリースパーティ 渋谷WWW
・Negicco『Rice&Snow』#11「自由に」をアレンジ担当

2014

・アジアン・カルチャル・カウンシル(ACC)のグラントを受け、アメリカ・ニューヨークに滞在
・蓮沼執太フィル・アルバム『時が奏でる|Time plays and so do we.』をリリース
・個展『無焦点 unfocussed』NADiff gallery
・公演『作曲:ニューフィル』神奈川芸術劇場(KAAT)ホールを上演
・蓮沼執太フィル・全国ツアー(福島、広島、香川、札幌、京都、名古屋、東京、静岡)
・坂本美雨・アルバム『Waving Flags』プロデュース
・高野寛 トリビュート・アルバムに「夢の中で会えるでしょう/蓮沼執太フィル」で参加
・赤い公園『猛烈リトミック』#13「お留守番」をプロデュース
・TARO HORIUCHI 2015 S/S COLLECTION 音楽
・クラムボン・トリビュートアルバムに「ある鼓動/蓮沼執太フィル」で参加
・八木良太、岩渕貞太とのコラボレーション・パフォーマンス『タイムトラベル』神奈川県民ホールギャラリー

2013

・蓮沼執太フィル・ニューイヤーコンサート2013@オペラシティ・リサイタルホール(前売チケット完売)
・舞台作品『タイム』@カタリストBA http://catalyst-ba.com/archives/1071
・廃材楽器ワークショップ@日野学園(計4回担当)
・音的|soundlike アサヒ・アートスクエア 個展 2/9-2/17
・ままごと『朝がある』桜美林大学公演・編曲担当
・Sound & Recording Magazine にて展覧会記事掲載
・無印良品・グランフロント梅田店・オープニングレセプション
・グループ展『()も()も()も』に出展 http://momomoten.com/
・瀬戸内国際芸術祭 小豆島・坂手港ei にて 10日間レジデンスを 3/19 – 4/2
・THEATRE PRODUCTS COLLECTION 2014 A/W @ラフォーレ 音楽、演出、舞台美術担当
・蓮沼執太フィル公演・スターバックス新作商品イヴェント@ヒカリエ大ホール
・ポカリスエット イオンウォーター テレビCM 作曲 http://www.otsuka.co.jp/adv/ion/
・NIKE+ 「RUN TRACK」ランニング用アプリケーションに音楽提供 http://nike.jp/runtrack/
・テレビ東京『ヴァンパイアヘブン』劇中音楽を作曲 監督:瀬田なつき
・環ROY『ラッキー』より3曲プロデュース
・デザインあ展 『音をぬすむ』ワークショップを開催 5/25
・隈研吾さん設計の施設・九州文芸館 パヴィリオンでの音楽を作曲
・『ナイロビ・レジデンス』ケニア・ナイロビに約20日の滞在制作
・彩の国さいたま芸術劇場 dancetoday2013『島地保武+酒井はな アルトノイ 新作』音楽担当

2012

・アサヒアートスクエア Grow up!!Artist project 2012 に選出される
・アサヒアートスクエアにて《蓮沼執太のスタディーズ》をスタート
・4枚組CDアルバム《CC OO|シーシーウー》を発表
・東京都現代美術館・講堂にて蓮沼執太フィル・公開リハーサルを開催
・アルバムリリースツアー《スパイラル・ホール公演、大阪公演、山口情報芸術センター公演》を開催
・TPAM(国際舞台芸術ミーティング)にて舞台作品《TIME|タイム》を神奈川芸術劇場(KAAT)中スタジオで上演
・《TIME|タイム》を国立新美術館にて1日限りの上演
・三菱LED・TV Comercialにて「Discover Tokyo」がタイアップ
・《ミュージック・トゥデイ・ラフォーレ》を企画構成し開催(高橋悠治、phew、オオルタイチ、佐々木敦が出演)*500名動員
・蓮沼執太 × Open Reel Ensemble に出演
・渋谷WWWにて自身はじめての単独公演《蓮沼執太のワンマン》に出演
・蓮沼執太フィル・ツアーを開催(京都prinz・愛知芸術文化センター・恵比寿リキッドルームの3カ所)
・蓮沼執太フィル/ジム・オルークとレッド・ゼツリン@LIQUIDROOM に出演 *600名動員
・瀬田なつき監督との共作映画《5windows》が再上映(爆音映画祭2012年(void主催)、水戸短編映像祭、オーディトリウム渋谷)
・クワクボリョウタ+山口レイコ『パーフェクトロン:ひかり くうかん じっけんしつ』展示会場の音楽制作
NTTインターコミュニティーセンター(ICC)
・NHK「おかあさんといっしょ」の歌を編曲『ショキ ショキ チョン』(作詞・作曲:二階堂和美)
・□□□(クチロロ)『マンパワー』ピアノ演奏で参加。ライヴツアー同行。
・SONY・新作VAIO発表プレス音楽制作
・Taro Horiuchi 2013 s/s collection 音楽担当
・さわひらき Whirl 神奈川県民ホールギャラリー 3日間限定のコラボレーション
・無印良品 MUJI HOMEMADE 音楽担当

2011

・個展《have a go at flying from music part 3》を東京都現代美術館 ブルームバーグ・パヴィリオンで開催
・2枚組レコード盤《POP OOGA PLUS》を日本再プレス盤を発表
・蓮沼執太フィル・ニューイヤーコンサート・VACANT公演を開催 *昼/夜公演で300人動員記録
・EP《THEATRE PRODUCTS 2011 S/S COLLECTION CAMOUFLAGE》を限定発表 *THEATRE MUSICA(JPN)
・のりたけ《IT IS IT》展覧会音楽制作
・国立近代美術館《イケムラレイコ うつりゆくもの》会場で流れる音楽を制作
・吾妻橋ダンスクロッシング2011 スカイツリー合唱団ピアノ演奏で出演
・瀬田なつき監督との共作映画《5windows》を港のスペクタクルで発表 *1週間限定上映で750人動員記録
・ヨコハマトリエンナーレ2011 ピーター・コフィン Music For Plants にて即興ライヴ公演
・HONDA internavi システム音楽制作 *東京モーターショー2011出展作品
・EP《Earphone & Headphone in my Head -EP》をiTunes限定配信
・山口情報芸術センター(YCAM)主催イヴェント《sound tectonics#10》に出演
・《MUSIC TODAY ASAHI|ミュージック・トゥデイ・アサヒ》を開催 *300人動員記録
・《ウインドアンドウインドウズ2周年パーティ》をVACANTで開催
・au by KDDI 《Windows Phone》TV Comercial 制作

2010

・ライヴアルバム《wannapunch!》を発表
・ワナパンチ!ツアー・テンを開催 *東京公演@CAY 200名以上の動員記録
・カンパニー・快快《Y時のはなし》音楽制作 *VACANT、YCAM公演
・UNIQLO上海店オープニング音楽制作
・ダンスデュオ『ほうほう堂×DJ’s』at SNAC、Sense of Wonder 2010 に出演
・《the coffee group》(古川日出男、小島ケイタニーラブ、近藤恵介、鈴木雄介)結成
・《ウインドアンドウインドウズ》あいちトリエンナーレ2010にて公開収録
・シングル《シャンファイ/快快「Y時のはなし」O.S.T》を発表
・《音楽からとんでみる2》を開催@SuperDeluxe *300名の動員記録
・《蓮沼執太フィル》を結成 @oval Japan 2010 UNIT
・《THEATRE PRODUCTS 2011 S/S collection》ショー音楽担当 @東京ミッドタウン・ホールA
・《SPECTACLE in the Farm 2010》に出演
・《HARAJUKU PEFORMANCE PLUS 2010》に出演

2009

・シンガポール最大級フェスティバル《MOSAIC FESTIVAL》に出演。Battles, Cinematic Orchestra 等と共演
・《9つの音楽をダウンロードする》自身のwebにて発表
・《POP OOGA PLUS》2枚組レコード盤をワールドリリース
・《ウインドアンドウインドウズ》スタート
・《音楽からとんでみる》を開催
・《サマーソニック2009》に出演
・《武蔵野美術大学芸術祭》に出演
・《SONY Blu-Ray》CF音楽制作 *東京インタラクティブ・アド・アワード・銀賞受賞
・《furfur 2010 S/S” collection》音楽担当@ラフォーレミュージアム原宿

2008

・アルバム《POP OOGA》を発表
・《蓮沼執太チーム》を結成。 *POP OOGA album release party(主催:HEADZ)

2007

・アルバム《OK Bamboo》発表 *現在絶版
・アルバム《HOORAY》発表

2006

・アルバム《Self Titled》発表 *Western Vinyl(US)

蓮沼執太を紹介する

蓮沼執太は、かつてラップトップ・コンピュータによる作品をリリースしていた。そのため「電子音楽家」と言われることもあるが、現在蓮沼が主宰する「蓮沼執太チーム(Team Shuta Hasunuma)」や「蓮沼執太フィル(Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra)」といったグループでは、いわゆるラップトップ・ミュージック、エレクトロニカといったジャンルとは趣を異にした音楽を演奏している。人力によるバンド編成、もしくは大人数のアンサンブルである。蓮沼はキーボードとヴォーカルを担当し、演奏中にはコンダクターのようにも振る舞う。ライヴを見ているとその様子が楽しい。演奏しているのが楽しそうに見えるグループだ。

2006年、まず、米国のレーベル、ウエスタン・ヴァイナル(Western Vinyl)よりファースト・アルバムが発表され、翌年には二枚目のアルバム『OK Bamboo』を同レーベルより発表。ようやく三枚目『HOORAY』にして日本のエレクトロニカ系レーベルのプログレッシヴ・フォーム(PROGRESSIVE FOrM)からの発表となる。これは蓮沼の作品の中ではもっとも個人的、かつコンピュータ音楽に接近した作品だ。それもそのはず、自分が使っていたコンピュータがクラッシュしてしまい、その音楽データを救出して作られたのだそうだ。アクシデンタルな作品といえよう。そのアクシデントから、続く四枚目のアルバム『POP OOGA』をHEADZ/WEATHERからリリースし、そこから一転、バンド編成でフォームされた「蓮沼執太チーム(Team Shuta Hasunuma)」を結成。以降、同レーベルを拠点にアルバムやミニアルバム、ライヴをコンスタントかつ精力的に展開している。

文字で書くとあたり前すぎて何の変哲もないように思えることだが、蓮沼はいつもなにか考えている。次の手を考えているような気がするのだ。特に時間に追われているようなそぶりなどまるで見せないのだが、いや実際に暇なのかもしれない、しかし、蓮沼はいつもなにかやっているようだ。時間を無駄にしていないように思わせる。なにかはなにかの前ぶれ、もしくは予行演習、あらゆるものが吸収され、それらは無駄なくなにかに実を結ぶ。もちろん、苦悩や失敗だってあるかもしれない、でもそれを感じさせない。そんなところはいまどきの若いやつぽくない。

蓮沼は、音楽をすることにとどまらないなにかを求めているようだ。音楽が音楽でしかないことに飽き足りなくなっている。さらに音楽となにかと結びつけることによって、なにか場のようなものを生み出そうとしている。もちろん音楽は音楽でしかないし、蓮沼ができることはいまのところ音楽しかない。しかし、音楽が音楽としてしか機能しないことへのもどかしさをどうにかしたいと思っているのか。60年代には演劇や音楽や美術や映画や文学やその他はとても密接に関係していた。なにか同時代の磁場のようなものが渦巻いていた。しかし、いまはそういう時代でもない、ような気もするが、シラケているよりはとでも言うように、あえてフィクサーの役を買って出ようという意気込みが蓮沼から感じられはしないか。

畠中実 NTT インターコミュニケーションセンター(ICC)主任学芸員

Hasunuma started his career by releasing albums created on a laptop computer. Thus he has often been inaccurately categorized as an “electronic musician”, but his groups Team Shuta Hasunuma and Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra perform music based on human interaction and large ensembles, allowing him to transcend the narrow limitations of “laptop music”. Hasunuma plays keyboards and sings in these ensembles, and also acts as the conductor. Watching him and his ensemble perform is a truly enjoyable experience, because the musicians on stage seem to be having such a good time.

In 2006, his first album was released on the US label Western Vinyl, and his second album “OK Bamboo” was released on the same label the following year. His third album “HOORAY” was released from the Japanese electronica label PROGRESSIVE FOrM. This was his most personal and computer based work to date. During the recording process, his computer crashed, and had to make the record from salvaged data, so it was an album based on an accident. Overcoming this accident, he released his fourth album “POP OOGA” from the HEADZ/WEATHER label. In conjuction with this record, he formed his own band Team Shuta Hasunuma, and has been consistently releasing records while performing live.
Though it may seem obvious when put into writing, Hasunuma is someone who is always thinking deeply about something. He is constantly strategizing his next move. He never looks like he is in a rush, and maybe he does have time on his hands, but his hands are always busy doing something. He never wastes time, and his every action is a precursor to his next project. Whatever he does, he always absorbs from that experience, and it is reflected in his next project. He probably experiences suffering and defeat like anyone else, but it is never evident. That’s what makes him different than the average musician his age.

The action of making music is a never ending process for him. He seems to be dissatisfied that music is just music, so he actively connects music with other elements and creates new environments. Of course music is only music, and Hasunuma is only capable of making music now. But he is trying to overcome the state of music only functioning as music. In the 1960’s, music was inextricably linked with theatre, visual arts, film, and literature, and all of the arts of that era seemed to exude a similar energy. That may not be as prevalent now, but Hasunuma is taking on the role of an instigator who is connecting all of these seemingly disparate elements.

NTT InterCommunication Center Senior Curator MINORU HATANAKA

STATEMENT

Seemingly four, but could have been infinite, that is the place we stand at first.

\0
There are many planters out on the balcony. How often am I to water the plants? Usually, we check the dryness of the soil with our eyes or with our touches. And then, we water them. Tonight, I am thinking of going to bed after watering them.

\1
Wake up in the morning. Everything in our living world seems to be disconnected. But, in fact, countless things are connected seamlessly. Even in the dream we just had, or even in the reality we wake up to, they are connected in the same way. Naturally, we cannot grasp all the events taking place in the world. In the world we wake up to, ordinary events ordinarily happens, as we ordinarily deal with them. And each of us can only perceive them with his/her consciousness. However, there are many layers in consciousness as well as in unconsciousness. Moreover, they are intricately intertwined chronologically, and they parallel shift in time. We are created conveniently. We are made to live conveniently. It is never too hard for us to ignore our inconvenience unconsciously. Life takes turn when we casually make choices. I put in “layers” in between objects and I. These layers give a structure thickness to exist as a moving body in timeline. In the world infinitely expanding, with no concrete structure, trying to equip oneself with newness that would not be absorbed into the old way. The newness would clear the view at a certain point, and it would narrow down the choices automatically. Incorporating the decision making into logic, an interpretation can have rational possibilities. We hurry forward, closing our eyes because there are infinite choices at any given moment. In this world, there exist different structures(layers.) I am feeling the key to tackle a new project within the rich relationship between the structure and people.

\2
Yesterday, I purchase a highly mobile computer. This flexibility connects me and “the outside” under any circumstances. My eyes meet the old machine I thought precious the day before, and it seems suddenly stale. It seems sun burnt. Scratches and dust on them stand out. Things that were visually existent get smaller and smaller, and gradually becomes invisible. As the time layers itself, inefficient objects get filtered and the excess is screened out. We must think of the fundamental reality instead of removing literalness or daily narrative behaviors. If not, no creation can continue, and a work would be unfinished. What I mean by “the fundamental truth” is being true to oneself facing events. It is close to improvisation. That is to say, being in time and owning an experience, we must step away from the learnt technical methodology. We must do so because we have to lead more meaningful lives. And we must continue to grow. Reality is complex. So, we must accept all of the countless layers and try to perceive with a pair of fresh eyes.

\3
Pull out an idea, and from this, I want to create the methodology to write. For this to happen, I need to contemplate on ideas. Pick a structure or a frame, and interpret it broadly. When contemplating on ideas, there lies infinite possibilities. Hypothesize that time and space can have the same possibilities. For ideas not to be cut out of the world, I suggest a “rule” that people can share. I trace the structure itself and extract the narrative elements. Thus the thoughts surrounding methodology are discussed every time a new question arises. When others do not question, a “rule” can be ignored. Whether to share or not, we are free to decide on this question. We are the one to decide on a standard and accept it. For instance, to repeat the pondering or to search oneself is also the possible sharing method in a certain standard. Sharing within oneself. We must think of what are all the possibilities for in the rule. In the current state which has lost the idea of the society as a whole or a common recognition of value, we must continue to discuss the meaning of the situation music can create. Are we able to connect music to other worlds, without locking it up within the field of music? Can music be open to the “outside?” These are the questions I focus while creating my work.

\4
Having a spontaneous smile while watering plants, there is this feeling that cannot be expressed in words. Like walking towards light in darkness. These moments of realness are very hard to measure in this world. They exist as something ambiguous in us. Facing them and keeping the state of unknown. That is to remember the feeling of pure joy and excitement experiencing works in this world in which everything has already created. We must not forget these feelings, and it is time to remember them.

Shuta Hasunuma
the first version written in November, 2010
the revised version in October, 2012