2015年8月6日、7日、8日、9日
Gallery 916
音楽家として広範な「作曲」活動を展開し、現代美術のフィールドでも活躍する蓮沼執太が自ら企画・構成し、主催するイベントシリーズ「ミュージック・トゥデイ」が、二年ぶりに帰ってきます。
会場は写真家の上田義彦がキュレーターをつとめる東京・竹芝の600平米を誇るギャラリー「Gallery 916」。今回は4日連続、5公演という「ミュージック・トゥデイ」史上最大のボリューム。現代の表現者たちによる領域横断的なパフォーマンス、雑誌「疾駆」と恊働して日本の美術家、映画監督、ジャーナリスト、批評家たちと日本の芸術の現状を考えるトークイヴェント、映像上映も行います。
チケット
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出演
- 蓮沼執太ソロ
- 大崎清夏 × 木下美紗都 × 福留麻里 × 石塚周太
- 石田尚志 x Nerhol
疾駆のトーク「酒と絵」
聞き手:菊竹寛、蓮沼執太- 五木田智央
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出演
- 蓮沼執太シングス
- コトリンゴ
- 鈴木昭男
- 水尻自子『幕』上映
疾駆のトーク「詩こそが世界を」
聞き手:菊竹寛- 吉増剛造
- 保坂健二朗
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出演
- 環ROY × 蓮沼執太 × U-zhaan feat. 島地保武
- 空間現代
- 平山昌尚 × 蓮沼執太 (パフォーマンス)
疾駆のトーク「映画のいま・いまから」
聞き手:菊竹寛- 三宅唱
- 田坂博子
- 結城秀勇
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出演
- 蓮沼執太のアンプラグド
(蓮沼執太、石塚周太、イトケン、ゴンドウトモヒコ、千葉広樹、鈴木絵由子、手島絵里子、宮地夏海、吉野友加)
疾駆のトーク「スクリーンと舞台のひと」
聞き手:菊竹寛、蓮沼執太- 平倉圭
- 野村政之
- 蓮沼執太のアンプラグド
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出演
- 蓮沼執太のアンプラグド
(蓮沼執太、石塚周太、イトケン、ゴンドウトモヒコ、千葉広樹、鈴木絵由子、手島絵里子、宮地夏海、吉野友加)
疾駆のトーク「震災以降を、考えなおす」
聞き手:菊竹寛、蓮沼執太- 佐々木敦
- 畠山直哉
- 蓮沼執太のアンプラグド
前売り ¥4,320 / 全公演フリーパス ¥16,200 (枚数限定ノベルティ付)
日程 : 2015年8月6日 (木) 〜9日 (日)
会場 : Gallery 916 (東京都港区海岸1-14-24 鈴江第3ビル 6F)
ケータリング : yoyo.
ショップ : sakumotto
グッズ : Noritake、大原大次郎
問い合わせ : 株式会社グーテンベルクオーケストラ
■ 通しチケットノベルティー内容
□ 蓮沼執太 手作りカセットテープ 2015年に作曲した未発表音源集。全7曲入り
□ Noritakeデザインによる「MUSIC TODAY」でかいた汗を拭き取るタオル
□ 大原大次郎デザインによる「MUSIC TODAY」のポストカード (後日送付)
ここでしか手に入らない3アイテムをプレゼント。
出演・スタッフ
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蓮沼執太
1983年東京都生まれ。音楽作品のリリース、蓮沼執太フィルを組織して国内外でのコンサート公演、映画、舞台芸術、音楽プロデュースなど領域横断的表現を多数制作する。また近年では、作曲という手法を様々なメディアに応用し、映像、サウンド、立体、インスタレーションを発表し、個展形式での展覧会やプロジェクトを活発に行っている。近作に、『時が奏でる│Time plays - and so do we.』(CD、レコード│2014)がある。
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菊竹寛
1982年生まれ。タカ・イシイギャラリー在籍。ギャラリーにて展覧会の制作・運営に携わる傍ら、2012年には芸術批評誌「凶区」を創刊。2014年春に生活文化誌「疾駆/chic」を創刊。企画・編集をつとめる。
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大崎清夏 (8月6日 出演)
詩人。1982年神奈川県生まれ。詩集「指差すことができない」で第19回中原中也賞受賞。月刊誌「たくさんのふしぎ」巻末「ふしぎ新聞」に「ふしぎ採集者 ミミメーシス氏の手記」連載中。
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木下美紗都 (8月6日 出演)
作曲、音、鍵盤、歌。
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福留麻里 (8月6日 出演)
ダンサー。ダンスデュオ「ほうほう堂」のかたわれ。2015年12月世田谷美術館にて新作長編ソロを発表予定。
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石塚周太 (8月6日 出演)
1982年生まれ ギターやベースの演奏家、サウンドエンジニア、トラックメイカー。ポップデュオ、detune.のメンバー。トリオバンド、木下美紗都と象さんズのギタリスト。蓮沼執太チームではギター、蓮沼執太フィルでは主にベースを演奏している
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五木田智央 (8月6日 出演)
1969年東京生まれ。画家。90年代後半に即興的に描かれたドローイング作品により注目を集める。近年は白と黒の色彩で描く人物画など、具体的なモチーフを見せつつも抽象的なペインティング作品を手がけている。日本国内での広範囲にわたる出版・展示活動に加え、ニューヨーク、ロサンゼルス、ベルリンなど海外の個展・グループ展にも参加し、高い評価を受けている。
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コトリンゴ (8月7日 出演)
神戸・甲陽音楽院を卒業後、ボストン・ バークリー音楽院にてジャズ作曲科、パフォーマンス科を専攻。学位を取得後、ニューヨークを拠点に活動開始。2006年坂本龍一に見出され、『こんにちは またあした』でデビュー。現在までに9枚のアルバムを発表。近年はKIRINJIのメンバーとしても活動中。映画のサウンド・トラックやCM音楽を手がけるなど、クリエイターからの支持も高く、卓越したピアノ演奏と柔らかな歌声で、浮遊感に満ちたポップ・ワールドを描きだす女性シンガー・ソングライターとして活躍中。
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鈴木昭男 (8月7日 出演)
60年代に「音の自修イベント」を開始。70 ~ 80年代、 創作音器によるパフォーマンスの時期を経て、90年代よりインスタレーションも手掛けている。耳澄ますプロジェクト「日向ぼっこの空間」以後、音の作品「oto-date 」を、世界各地で継続してきている。
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水尻自子 (8月7日 出演)
1984年 青森県十和田市生まれ。 手描きアニメを中心に制作する映像作家。身体の一部や寿司などモチーフにした感触的なアニメーションが得意。近年は主に短編作品を制作し、国内外のフェスティバルで上映されるなどして活動する。
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吉増剛造 (8月7日 出演)
1939年生まれ。現代詩の最前線を切り拓く詩作品を長年に渡って発表し続ける。同時に詩の朗読を伴うパフォーマンスを世界各地で開催。銅板に言葉を打刻した作品や写真作品も発表。近年では、Gozocineと名づられた映像作品も多数発表している。
Photo by Sayuri Okamoto -
保坂健二朗 (8月7日 出演)
1976年生まれ。東京国立近代美術館主任研究員。展覧会の企画・制作を行う傍ら、様々なメディアで魅力的な問題提起を行っている。『すばる』、『朝日新聞』にて連載。東京藝術大学、九州大学などで非常勤講師も務める。
Photo by Keizo Kioku
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空間現代 (8月8日 出演)
2006年、現行メンバー3人(Gt野口 Ba古谷野 Dr山田)によって結成。 編集・複製・反復・エラー的な発想で制作された楽曲を、スリーピースパンドの形態で演奏。 これによるねじれ、 負荷が齎すユーモラスかつストイックなライブパフォーマンスを特徴とする。 近年では演奏における一つの試みとして、並走する複数のグルーヴ/曲を行き来しながらも、 ライブに流れる時間全体が一つのリズムとして立ち現れてくる様なライブ形態の 構築と実践に取り組んでいる。 現在は京都において 断続的に公演される演劇作品、劇団「地点」によるブレヒト戯曲作品 『ファッツァー』の音楽を担当。
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平山昌尚 (8月8日 出演)
1976年神戸生まれ 絵画、ドローイング、パフォーマンスなど 東京を拠点に活動。個展に、「Ghost」(Aperto / Co-produced with FRAC Languedoc-Roussillon、モンペリエ、2013)、「爆破ショー 他」(NADiff a/p/a/r/t、東京、2012)、「Book and Work 2」(Printed Matter、ニューヨーク、2012)ほか。グループ展に「パープルーム大学」(山下ビル、名古屋、2014 / 熊本市現代美術館、熊本、2014 / アラタニウラノ、東京、2015)、「The Big Bang」オープニングパフォーマンス(Watermill Center、ニューヨーク、2012)ほか。
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環ROY×蓮沼執太×U-zhaan feat. 島地保武 (8月8日 出演)
蓮沼執太、ラッパーの環ROY、タブラ奏者のU-zhaan、3人での即興トリオ。インプロヴィゼーションの新しい方法を現場で作り上げるユニークなトリオ編成でのライブ・パフォーマンス。その3人の演奏にザ・フォーサイス・カンパニー(ドイツ・フランクフルト)で活躍のダンサー・振付家の島地保武とのコラボレーション。
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結城秀勇 (8月8日 出演)
1981年生まれ。映画批評。雑誌「nobody」編集部。同誌24号から36号まで編集長を務めた。共編著に『映画空間400選』(2011、LIXIL出版)。
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三宅唱 (8月8日 出演)
1984年札幌生まれ。初長編『やくたたず』(10)ののち、2012年劇場公開第1作『Playback』を監督。最新作『THE COCKPIT』(14)が現在全国順次公開中。ほかに『無言日記/201466』(14)など。
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田坂博子 (8月8日 出演)
東京都写真美術館学芸員/恵比寿映像祭キュレーター。主な企画に「映像をめぐる冒険vol.5 記録は可能か。」(2012-13年)、「高谷史郎 明るい部屋」(2013-2014年) 、「[第2—7回]恵比寿映像祭」(2009-2015年)。
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itoken (8月9日 出演)
へなちょこ音楽家、ドラマー、打楽器奏者。Harpy、zuppa di pesceなどのバンドを率いる他、d.v.d、山田稔明、あがた森魚、トクマルシューゴ、栗コーダーポップスオーケストラ、相対性理論...など様々なユニットに参加。その他に玩具、電子楽器を用いたソロも展開。玩具楽器による1st、電子楽器による2nd、ライブ音源を集めた3rdとCDをリリース。その他にNHK子供番組への楽曲提供、ゲーム、CM、webアニメーション音楽制作などを行う。2015年9月に10年以上ぶりとなる4th CDをrallyeよりリリース予定。
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ゴンドウトモヒコ (8月9日 出演)
音楽家。日大芸術学部卒業後、米、ボストン大学に留学、修士課程修了。専攻は電子音楽とユーフォニアム。コンピューターと管楽器を使った独自なスタイルでLove Psychedelico, The Beatniks, Chara, UA, くるり, Def Tech他、多数のミュージシャンの録音やライブなどに参加している。 pupa、蓮沼執太フィル、METAFIVEメンバー。 また作編曲家としてもCM、サウンドトラックなども多数発表。 2014年インディーレーベル(株)愚音堂を立ち上げ新たな音にも力を注いでいる。
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千葉広樹 (8月9日 出演)
Riddim Saunter等のバンド活動を経て2004年からベーシスト、ヴァイオリニストとして活動を始め、様々なシーンで活動している。主な活動はKinetic、サンガツ、rabbitoo、渡邊琢磨、古川麦、mmm、湯川潮音、Keishi Tanaka等、その他様々なセッションやコラボレーションによる演奏活動を行っている。
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鈴木絵由子 (8月9日 出演)
Violin。桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部卒業。これまでに、羊毛とおはな、bonobos、ゲスの極み乙女。、Ngatari、赤い靴、ヒメノアキラ、中塚武、園部信教、World standard、meg rock、ゆうり、などのLiveやレコーディングに参加。
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手島絵里子 (8月9日 出演)
同志社女子大学学芸学部音楽学科ヴァイオリン専攻卒業、卒業後本格的にヴィオラに転向。 ソロ、室内楽等のクラシックの演奏活動以外にもtriola,蓮沼執太フィルのメンバーとして演奏活動を行う他、音楽教室で指導も行っている。
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宮地夏海 (8月9日 出演)
フルートを9歳から始める。 国立音楽大学を卒業後、ライブサポートやクラシック、スタジオレコーディング等ジャンル問わず演奏活動中。
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吉野友加 (8月9日 出演)
東京生まれ。11歳よりペダルハープを始め、2000年よりレバーハープ での演奏活動を始める。ギターとハープのユニットtico moonをはじめ、様々なミュージシャンとレコーディングやライブ等で共演している。
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平倉圭 (8月9日 出演)
1977年生まれ。芸術理論。横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授。著書に『ゴダール的方法』(インスクリプト、第2回表象文化論学会賞)ほか、論文に「時間の泥──ロバート・スミッソン《スパイラル・ジェッティ》」(『photographers' gallery press』)、「多重周期構造──セザンヌのクラスター・ストローク」(『ユリイカ』)ほか多数。
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野村政之 (8月9日 出演)
演劇制作者。1978年長野県生まれ。劇団活動〜公共ホール勤務を経て、2007年こまばアゴラ劇場・劇団青年団制作部。並行して、若手演出家の公演にドラマトゥルクなど様々な形で参加(ままごと『わが星』、サンプル『自慢の息子』他)。蓮沼執太の舞台作品、蓮沼執太×山田亮太『TIME』(2012)、『作曲:ニューフィル』(2014)企画。アサヒ・アートスクエア運営委員、桜美林大学非常勤講師、(公財)沖縄県文化振興会プログラム・オフィサー。
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佐々木敦 (8月9日 出演)
1964年生。批評家。HEADZ主宰。早稲田大学文学学術院教授。ゲンロン批評再生塾主任講師。『ニッポンの音楽』『「4分33秒」論』『ex-music L/R』『あなたは今、この文章を読んでいる。』『シチュエーションズ』『未知との遭遇』など著書多数。
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畠山直哉 (8月9日 出演)
1958年岩手県陸前高田市生まれ。東京在住。筑波大学芸術専門学群にて大辻清司に師事。 1984年に同大学大学院芸術研究科修士課程修了。以降東京を拠点に活動を行い、自然・都市と写真のかかわり合いに主眼をおいた、一連の作品を制作。2001年に中村政人、藤本由紀夫とともにべネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館にて展示。2011年に東京都写真美術館で個展「畠山直哉 ナチュラル・ストーリーズ」(平成23年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞)を開催など、国内外の数々の個展・グループ展に参加。2012年、べネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館に参加(国別参加部門金獅子賞受賞)。
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渡辺敬之 (照明)
2012年より照明作家として活動を開始。 裸電球や自作照明を使用しての、アナログかつ自由な仕掛けは各方面で話題を呼び、多数のアーティストのライブ照明を手がける。近年はライブ照明にとどまらず、映画やミュージックビデオ、CM撮影の照明、展覧会や展示会、ショーやパーティの空間演出も手がける。
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葛西敏彦 (音響)
サウンドエンジニア。スタジオ録音、ライブPAなど、マルチに活動を行う。蓮沼執太、森は生きている、寺尾紗穂などを手がける他、舞台作品やリミックスも行うなど、活動の幅を広げている。
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yoyo. (VEGEしょくどう)
「たべることはいきること。おいしいやさいはみんなのいのちをつなぐ。」根っからの野菜好き。南インドへの旅行で完全菜食に出会ったことをきっかけに、2007年頃より野菜のごはんをつくり始める。店舗を持たないヴィーガンごはん屋「VEGEしょくどう」主宰。
主催 : 株式会社グーテンベルクオーケストラ、蓮沼執太
共催 : Gallery 916
企画・構成 : 蓮沼執太
ゲスト・キュレーター : 菅付雅信 (グーテンベルクオーケストラ)
宣伝美術 : groovisions
写真 : 後藤武浩
音響 : 葛西敏彦
照明 : 渡辺敬之
制作 : 齋藤あきこ
web : 石黒宇宙 (gm projects)
制作協力 : RUSHPRODUCTION