蓮沼執太 | Shuta Hasunuma

1/19 2021

Date

2021.01.19

心身ともに健康でないと作品制作は出来ない。こんな状況下で様々な要因で健康というものを崩してしまうことも少なくない。作品が出来ないというよりも、健康という状態の方がアイデアが浮かびやすいし、手だってよく動く。どこからが健康であって、どこからが不健康、という領域はそもそも無いはずで、自分の心身というのは常に可変しているんだけど、それでも自分が「健康」で「元気」という状態の方が、良いという気持ち。

すごい気にかかってしまうメールをいただいた。読んでいて、とても参ってしまった。ちょうど昨日受けた取材で気持ちをギフトや物として伝えることについて考えていたこともあり、送る文章というのは気持ちを伝える方法のひとつであって、必ず相手が自分の書いた文を読むことが前提とされる。なので、僕はいつも出来る限り、自分が書いた文を読む側の立場になって書いてしまう癖がある。

気を紛らわそうとする読書も身に入らないし、音楽も聴く気にならない真夜中が訪れる。朝方に少し寝て起きた。天気も良くて部屋の掃除をして気分を変えた。そうやって自分の居場所は自分で作っていって、変えていって、世界と触れ合っていく。このサイクルが連続していって生活、日常、習慣となる。そして、こうして日記にもなる。