蓮沼執太フィル

MUSIC TODAY

日程
2023年4月2日(日)
開場 / 開演
16:30 / 17:30
19:30終演予定
会場
東京オペラシティ
コンサートホール:
タケミツ メモリアル
出演
蓮沼執太フィル
ゲスト
小山田圭吾(Cornelius)
渡邉清人(オルガン奏者)
宣伝美術
デザイン:服部一成
写真:後藤武浩
蓮沼執太

ほんじつは『ミュージック・トゥデイ』にごらいじょういただき、ありがとうございます。4がつになりました。きせつがはるにかわっていくことをじっかんします。あたたかくなると、ひともしょくぶつもどうぶつもたのしそうです。こんなとき、しぜんはじょうたいだな、とかんじます。おんがくもじょうたいとよべるきがしています。せかいにおとがうまれてはきえてゆく。そのくりかえしとかさなりがくうかんにひびくことでおんがくになっていく。はるになるとはながさいて、とりもげんきになきはじめ、ひともまちにではじめる。そんなはるのじょうたいがこのコンサートにもあらわれることをねがいます。きょうは、2かい、3かいのバルコニーせきにはこどもたちもコンサートをたのしんでいます。こどものこえ、おとなのせきやかふんしょうのくしゃみだって、ぼくたちのおんがくのいちぶだとかんがえています。タケミツ メモリアルのゆたかなひびきにぼくたちもとけあいますように。ちからをぬいて、おたのしみください。

Profile

蓮沼執太フィル

蓮沼執太フィル Photo: 小林真梨子

蓮沼執太がコンダクトする、現代版フィルハーモニック・ポップ・オーケストラ。2010年に結成。2014年にアルバム『時が奏でる』、2018年に『アントロポセン』をリリース。2019年にはフジロックフェスティバルへ出演、⽇⽐⾕野外⼤⾳楽堂を成功におさめた。2021年にはBunkamuraオーチャードホール公演『○→○』、「Eco Echo」リリース西日本ツアーを行った。

小山田圭吾(Cornelius)

小山田圭吾

1969年、東京生まれ。
'89年にフリッパーズギターのメンバーとしてデビュー。
バンド解散後、'93年、Corneliusとして活動をスタート。
現在まで6枚のオリジナルアルバムをリリース。
自身の活動以外にも、国内外多数のアーティストとのコラボレーションやREMIX、インスタレーションやプロデュースなど幅広く活動中。

渡邉清人

渡邉清人

東京都出身。16歳の時にビクター・セアル氏よりオルガンの手ほどきをうける。アメリカ、テキサス州ベイラー大学オルガン科卒業。その後ニューヨークに移り、マンハッタン音楽院オルガン科にて修士課程修了、音楽博士号取得。ニューヨーク在住中、ハーレム地区聖マーチン教会にて音楽監督兼オルガニストを務める。サンディエゴ国際オルガン・フェスティバルに4回、 メキシコ・モレーリア国際オルガン・フェスティバルに2回招待され演奏会を行う。2022年11月までの25年間、テキサス州ウィチタ・フォールズ市のファースト・ユナイテッド・メソジスト教会でオルガニストとして勤務。オルガンやハンドベルのための作曲や編曲も手がけ、アメリカとヨーロッパで数多くの作品が出版されている。趣味はテレビゲーム。「信州DEオルガン」というYouTubeチャンネルで、欧米で出会ったオルガン教会音楽を、主にオルガン演奏により紹介する動画を毎週配信中。

Setlist

01
Earphone & Headphone in my Head - PLAY 0
02
Meeting Place
03
GPS
04
1/2 SLEEP - 半分寝てる
05
BLACKOUT
06
centers #0,1, 2,3
07
Selves
08
環境と心理
09
ZERO CONCERTO

BGM

会場で流れるBGMは、蓮沼執太がこの日の為に制作したものです。ご来場いただいたお客様へのささやかなギフトです。
会場で配布される当日パンフレットに掲載されているQRコードからダウンロードしていただけます。
Shuta Hasunuma: Instrumental □ for Music Today in 2023

Exhibition

THE FOYER

THE FOYER

東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアルのホワイエを使った1日限りの展覧会。常設のアートワークである、クリスチャン・マークレー『AMPLIFICATION』とともに、五月女哲平による新作『pattern of spring』を展示。また、武満徹が1970年の大阪万博で招聘したことでも知られるフランソワ・バシェが制作した、日本に現存している音響彫刻を蓮沼執太が演奏した映像作品『響きのあいだ』も上映。

蓮沼執太

コンサートホールからいつもお客さんを見守ってくれているクリスチャン・マークレーさんの作品。ホワイエのガラス面を使った新作を展示する五月女哲平さん、武満さんとも関係が深いバシェの音響彫刻を使用した映像。さまざまな感覚をひらいてもらえたら。

展示作品

THE FOYER

1.五月女哲平

タイトル
pattern of spring
製作年
2023年*新作

4月2日、春のはじまり。
薄く色付いた緑と、やさしく花開く桜の時期がまたやってきた。
ささやかな喜びを持ち寄る豊かな時間。
新しく始まる季節に音を添えて。
(五月女哲平)

2.フランソワ・バシェ / 蓮沼執太

タイトル
響きのあいだ
製作年
2020年
ジャンル
映像作品(約9分)

日本にあるバシェの音響彫刻は6つ(池田フォーン、川上フォーン、高木フォーン、桂フォーン、渡辺フォーン、勝原フォーン)あり、蓮沼執太が3カ所(大阪の万博記念公園、京都市立芸術大学、東京藝術大学)を巡って演奏して制作した映像作品。1970年の万博で、武満徹がバシェの音響彫刻を使った作品を鉄鋼館で発表している。

大阪:万博記念公園
フランソワ・バシェ 池田フォーン・川上フォーン・高木フォーン

Camera
Kaori Yamane, Haruka Teramoto
Edit
Kaori Yamane
Sound Recording
Bunsho Nishikawa, Madonna Kirihara
協力
バシェ協会/Ana SANCHEZ BONET/Catherine BASCHET- SUEUR

京都:京都市立芸術大学
フランソワ・バシェ 桂フォーン・渡辺フォーン

Camera
Kaori Yamane, Haruka Teramoto
Edit
Kaori Yamane
Sound Recording
Bunsho Nishikawa, Madonna Kirihara
協力
バシェ協会/京都市立芸術大学/Ana SANCHEZ BONET/Catherine BASCHET- SUEUR

東京:東京藝術大学
フランソワ・バシェ 勝原フォーン

Camera
Yuma Maehara, Hiroya Hamaiba
Edit
Yuma Maehara
Sound Recording
Toshihiko Kasai
協力
東京藝術大学バシェ音響彫刻修復プロジェクト/東京藝術大学 GEIDAI FACTORY LAB/バシェ協会/Ana SANCHEZ BONET/Catherine BASCHET- SUEUR

蓮沼執太「響のあいだ」
大阪万博50周年記念展覧会

会期
2020年2月15日(土)〜24日(月・祝)
会場
天王洲エリア/T-ART HALL
主催
大阪府 特別協力:寺田倉庫株式会社
協力
バシェ協会/京都市立芸術大学/東京藝術大学 GEIDAI FACTORY L

3.クリスチャン・マークレー

タイトル
AMPLIFICATION
製作年
1996年
備考
常設アートワーク

6枚の拡大写真が、継ぎ目のない大判の綿スクリム(紗)に印刷され、吊るされています。
この透ける拡大写真は、フリーマーケットなどで見つけた、匿名の白黒あるいはカラーの小さな家族写真をもとにつくられています。
これらのスナップにはプライベートな雰囲気の中、音楽を奏でる人々が映されており、コンサートホールで演奏されているであろうフォーマルな音楽に対し、とりたてて「舞台場のものでない」ということを目指しています。
(提供:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団)

Profile

五月女哲平

1980年栃木県生まれ。2005年東京造形大学美術学部絵画科卒業。
2006年の初個展以来、絵画作品を中心に立体、写真、映像などを織り交ぜた作品を発表。
主な個展に2022年「入口のないかたち」板室温泉大黒屋、2020年「our time 私たちの時間」(青山目黒、NADiff a/p/a/r/t、void+、東京)、2019年LISTE アートフェア(青山目黒 ブース,バーゼル)、2018年「絵と,vol. 1 五月女哲平」(gallery α M,東京)など。
主なグループ展に2023年 「ねこのほそ道」 豊田市美術館、2022年「マツモト建築芸術祭」、2019年「Olaph the Oxman」(C Ø P P E R F I E L D, ロンドン)、2019年「MOT コレクション 第2期 ただいま/はじめまして」(東京都現代美術館、東京)など。
また自身の制作とは別に、竹中工務店季刊誌「approachi」表紙連載、文芸誌「新潮」扉絵、OIL by 美術手帖によるオリジナルウォールクロック、マグカップ(角田陽太氏と)、KIRINJIや折坂悠太のCD/レコードジャケットの他、「KOTOBUKI HOTEL」鹿児島鹿屋市、DEAN & DELUCA/東京音楽大学 食堂内テーブル(共に片田友樹micelle設計)などデザイナー、建築家、ミュージシャンとの協働作業も積極的に手掛けている。

蓮沼執太

蓮沼執太フィル Photo: 池谷陸

1983年、東京都生まれ。蓮沼執太フィルを組織して、国内外での音楽公演をはじめ、多数の音楽制作を行う。また「作曲」という手法を応用し物質的な表現を用いて、彫刻、映像、インスタレーション、パフォーマンスなどを制作する。2013年にアジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)のグランティ、2017年に文化庁・東アジア文化交流史に任命されるなど、国外での活動も多い。主な個展に「作曲的|compositions」(Beijing Culture and Art Center、北京 / 2017)、「Compositions」(Pioneer Works 、ニューヨーク/ 2018)、「 ~ ing」(資生堂ギャラリー、東京 / 2018)などがある。また、近年のプロジェクトやグループ展に「Someone’s public and private / Something’s public and private」(Tompkins Square Park 、ニューヨーク/ 2019)、「FACES」(SCAI PIRAMIDE、東京 / 2021)など。第69回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

クリスチャン・マークレー

1955年アメリカ・カリフォルニア州に生まれ、スイス・ジュネーヴで育つ。ボストンのマサチューセッツ芸術大学とニューヨークのクーパー・ユニオンに学び、1979年にレコードとターンテーブルを楽器として用いたパフォーマンスを開始。これはターンテーブルを楽器として用いた最も早い例のひとつとされている。1980年代以降は即興的なパフォーマンスのほか、聴覚と視覚の結びつきを探る作品を映像、写真、彫刻、絵画、版画などメディアを往還してつくり続けている。
マークレーは世界の主要な美術館で展覧会を開催しており、近年の個展としてはポンピドゥ・センター(フランス/2022年)、東京都現代美術館(2021年)、ロサンゼルス・カウンティ美術館(2019年)、バルセロナ現代美術館(スペイン/2019年)、アールガウ美術館(スイス/2015年)、パレ・ド・トーキョー(フランス/2012年)、ホィットニー美術館(アメリカ/2010年)など。2010年には古今東西の映画から時計や時間を表す場面をコラージュして現実の時間と同期する24時間の映像作品《The Clock》を第54回ヴェネチア・ビエンナーレで展示し金獅子賞を受賞。また音楽の分野でも重要な活動を継続しており、ジョン・ゾーン、エリオット・シャープ、ソニック・ユース、スティーブ・ベレスフォード、オッキュン・リー、大友良英ら数多くのミュージシャンと共演している。

Goods

会場のオペラシティコンサートホールでは、Phil IPA 生ビール販売も1Fビュッフェで行います。休憩時間までの営業なのでお早めにご利用ください。終演後は Phil IPA Bottle のみ1F物販で販売します。

Credit

舞台監督
髙野洋
音響
葛西敏彦、近藤聡子
照明
佐藤円
美術
中村俵太(HYOTA)
映像
河合宏樹
写真
後藤武浩 / 濵本奏
広報
佐々木奈美
制作
入江拓也(SETENV)
吉田裕一(SETENV)
河村美帆香
宣伝デザイン
服部一成
物販
作本潤哉(sakumotto, inc.)
主催
J-WAVE / 蓮沼執太
企画制作
蓮沼執太 / SETENV
協力
HOT STUFF PROMOTION

THE FOYER

制作協力
柴田とし

PSプロジェクト

ウェブサイト
石黒宇宙(gm projects)
デザイン
金田遼平(YES)