佐々木敦さんと語る、“(発表済みの)全曲解説”

佐々木敦さんと語る、“(発表済みの)全曲解説”

構成
國崎晋

先日ついに発表された蓮沼執太フィルの新作『symphil|シンフィル』。しかし、その準備するかたわら、蓮沼執太は昨年9月からソロ名義の音源を配信のみで連続リリースし、それらをまとめて1枚のアルバムにするという計画が進行中だ。前回は、なぜ今そのようなプロジェクトを立ち上げたかを、活動初期から蓮沼執太を見守り続けている「育ての親」的存在の佐々木敦さんと語り合いましたが、今回は現時点で発表済の6曲がどのような成り立ちなのかを、佐々木さんの質問に答える形で1曲ずつ解説していくことにします。

佐々木敦さんと語る、“純粋に自分のための音楽”

佐々木敦さんと語る、“純粋に自分のための音楽”

構成
國崎晋

3月22日に5年ぶりとなるアルバム『symphil|シンフィル』をリリースし、4月2日には東京オペラシティコンサートホールでライブを開催と、蓮沼執太フィルが全開モードになる中、実はソロプロジェクトも着々と進行していた。昨年9月から配信シングルとして連続リリースしていた音源を、アルバムとしてまとめて作品化するというのだ。それぞれ曲調の異なる作品群はフィルに慣れた耳には新鮮で、蓮沼執太というミュージシャンの幅広さに改めて気づかされることだろう。このタイミングでソロ作品の制作に向かう意図について、「育ての親」的存在の佐々木敦さんと語り合ってもらいました。

アンサンブルから浮かび上がる1/15の音色

Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra talks about『symphil』part3

それぞれの日常で起きた『回復』と『共在』をめぐって

編集・インタビュー
金子厚武

蓮沼執太フィル5年ぶりのニューアルバム『synphil | シンフィル』のコンセプトについて、蓮沼は「回復」と「共在」という言葉を挙げている。「自分自身を大切にすること。そして、他者や自分以外の世界を肯定して共に生きること」。全員インタビューの最終回では、この5年間の中でメンバーそれぞれの日常で起きた「回復」と「共在」のエピソードを紹介する。

アンサンブルから浮かび上がる1/15の音色

Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra talks about『symphil』part2

アンサンブルから浮かび上がる1/15の音色

編集・インタビュー
金子厚武

蓮沼執太フィル5年ぶりのニューアルバム『symphil | シンフィル』は、ライブを前提とせずに制作が行われ、シンセサイザーやエレクトリックドラムの割合が増え、電子音楽の側面が強まったことは「part1」でも語られていた通り。その背景について、蓮沼はこんな風にも語っている。

『symphil | シンフィル』のどこが新しい?

Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra talks about『symphil』part1

『symphil | シンフィル』のどこが新しい?

編集・インタビュー
金子厚武

蓮沼執太フィル、5年ぶりのニューアルバム『symphil | シンフィル』。タイトルは蓮沼による造語であり、「sym」は「共に」、「phil」は「何かを愛する」という意味。これらを繋ぎ合わせ、「新しいフィル」というニュアンスを込めて、このタイトルが付けられている。